■後援イベント「現代詩フェスティバル 詩の未来へ」『カッコよくなきゃ、ポエムじゃない!萌える現代詩入門』 刊行記念(2024/12/21)

■poetry interfaceが後援するイベントが12月21日に開催されます。

「現代詩フェスティバル 詩の未来へ」
『カッコよくなきゃ、ポエムじゃない!萌える現代詩入門』(思潮社)刊行記念

日時:2024年12月21日(土)18:00-21:00
会場:本屋B&B(下北沢)

チケット:
【来店参加(数量限定・1ドリンク付き)】2,750円(税込)
【配信参加】1,650円(税込)
*サイン入り・サインなし書籍付き配信参加(書籍はイベント後発送)各3,850円(税込)もあります。
*本イベントは、来店またはリアルタイム配信+見逃し視聴(1ヶ月)でご視聴いただけます。

第1部[リーディング]
小島日和、向坂くじら、張文經、のもとしゅうへい、故永しほる

第2部[トーク]
豊﨑由美、広瀬大志、小笠原鳥類、平川綾真智

詳細
https://bookandbeer.com/event/bb241221a/
ご予約
https://bb241221a.peatix.com/

主催:思潮社 後援:poetry interface

詩の未来へ

「詩はカッコいいのに、なぜ読まれないのか?」

そんな直球の問いから、書評家・ライターの豊﨑由美さんと詩人の広瀬大志さんの対談が始まり、今年の9月に『カッコよくなきゃ、ポエムじゃない! 萌える現代詩入門』(思潮社)が刊行されました。

実は本書の対談を通じて、詩の本格的なリーディングを初めて味わった豊﨑さん。
豊﨑さん:「ポエトリー・リーディングの場がこうやって活性化して、目と耳両方から詩と出会えるようになっている状況は素晴らしいと思います」。
広瀬さん:「多様な変化やチャレンジも含め、詩を朗読するという行為は脈々と進化をし続けていると確信します」。(本書「09 リーディングという誘惑」より)

そこで、本書刊行を記念し、さらに多種多様な詩のカッコよさを伝えるべく、「現代詩フェスティバル 詩の未来へ」を開催します。

第一部[リーディング]のゲストとして、新進気鋭の5人の詩人、小島日和さん、向坂くじらさん、張文經さん、のもとしゅうへいさん、故永しほるさんが出演。五者五様のリーディング・パフォーマンスを展開します。

つづく第二部[トーク]では、豊﨑さんと広瀬さんに加え、小笠原鳥類さんと平川綾真智さんをお招きし、最先端の詩や、詩とVRなどの新しい試みを語り合います。

最前線の詩人たちの詩を味わい、これからの「カッコいい詩」を語る。
そんな「詩祭」に、ぜひご参加ください。

書籍情報:
『カッコよくなきゃ、ポエムじゃない! 萌える現代詩入門』

出演者プロフィール

豊﨑由美(とよざき・ゆみ)
1961年、愛知県生まれ。東洋大学文学部印度哲学科卒。多くの媒体で連載を持つ書評家、ライター。著書に『そんなに読んで、どうするの? 縦横無尽のブックガイド』(アスペクト)、『ガタスタ屋の矜持』(本の雑誌社)、『まるでダメ男じゃん! 「とほほ男子」で読む百年ちょっとの名作23選』(筑摩書房)、『ニッポンの書評』(光文社新書)、『時評書評 忖度なしのブックガイド』(教育評論社)、共著に『文学賞メッタ斬り!』、『百年の誤読』(以上、ちくま文庫)など。近刊に、初のエッセイ集『どうかしてました』(集英社、2024年11月)。

広瀬大志(ひろせ・たいし)
1960年、熊本県生まれ。詩人。明治大学文学部文学科フランス文学専攻卒。1982年に詩誌「洗濯船」に参加。おもな詩集に『水階』(洗濯船石鹸詩社)、『彩層 GIZA』(書肆山田)、『喉笛城』『髑髏譜』『草虫観』『魔笛』(以上、思潮社)、『毒猫』(ライトバース出版、第2回西脇順三郎賞)など。選詩集に現代詩文庫『広瀬大志詩集』(思潮社)がある。音楽業界での勤務時代には長年にわたりマーケティング及び事業戦略に従事していた。

第一部・登壇者プロフィール

小島日和(こじま・ひより)
1997年生まれ、早稲田大学文化構想学部卒業。在学時より詩誌「インカレポエトリ」に参加。2021年、第一詩集『水際』(七月堂、2020年)により第26回中原中也賞を受賞。

向坂くじら(さきさか・くじら)
詩人。「国語教室 ことぱ舎」主宰。詩集に『とても小さな理解のための』(百万年書房、2024年)、エッセイ集に『夫婦間における愛の適温』(百万年書房、2023年)、『犬ではないと言われた犬』(百万年書房、2024年)。初の小説「いなくなくならなくならないで」(河出書房新社)が第171回芥川龍之介賞候補に選出。1994年生まれ、慶應義塾大学文学部卒業。(Photo:Kikuko Usuyama)

張文經(ちょう・ぶんけい)
1996年生まれ、東京大学大学院人文社会系研究科在学中。堀辰雄をはじめ、日本近代文学の研究を行っている。2020年からは「駒場文学」を作っていた仲間たちを中心に純文学同人誌「上陸」を立ち上げ、編集長を務めている。2023年に第一詩集『そらまでのすべての名前』(思潮社)刊行。

のもとしゅうへい
1999年生まれ、東京藝術大学大学院美術研究科在籍。執筆、編集、装幀、造本設計などを個人で手がけるセルフパブリッシングの活動を行っている。2024年度「ユリイカの新人」。
小説『いっせいになにかがはじまる予感だけがする』(2023年)、エッセイ集『海のまちに暮らす』(2024年)。24年9月に思潮社から第一詩集『通知センター』を刊行。

故永しほる(ゆえなが・しほる)
1998年北海道生まれ、札幌在住。 2020年に第一詩集『あるわたしたち』(私家)。2023年、第二詩集『壁、窓、鏡』(私家)で第57回北海道新聞文学賞詩部門本賞を受賞。12月に合同詩集『占球儀』を発表予定。

第二部・登壇者プロフィール

小笠原鳥類(おがさわら・ちょうるい)
1977年、岩手県生まれ。水槽に魚がいた。99年に第37回現代詩手帖賞を受賞。詩集に『素晴らしい海岸生物の観察』(思潮社、2004年、第15回歴程新鋭賞)、『テレビ』(思潮社、2006年) 、『夢と幻想と出鱈目の生物学評論集』(archaeopteryx、2015年)、『鳥類学フィールド・ノート』(七月堂、2018年)など。魚の一種が、トランスルーセントグラスキャットフィッシュであった。評論集に『吉岡実を読め!』(ライトバース出版、2024年)、選詩集に現代詩文庫『小笠原鳥類詩集』(思潮社、2016年)がある。

平川綾真智(ひらかわ・あやまち)
1979年生まれ。詩人。詩誌での活動と並行し、2000年以降のweb上の詩の潮流をリード。「シュルレアリスムと音楽」の数少ない研究者の一人。詩集に『h-moll』(2021/思潮社)など。個展に、NFT現代詩展『転調するために』(2023/メタバース美術館)。和合亮一、ikoma(胎動LABEL)と共にオンライン・イベント「#礫の楽音」を主催。「歴程」同人。「poetry interfere」創立メンバー。

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